無線家なら電柱は複数建てるよね

2024年も後半、残り人生を楽しむための第二拠点を宮城県に入手し、そこを整備し始めました。

田舎のそれなりの広さの土地なので、せっかくならロングワイヤーを張りたい、しかもそれなりの高さに。となると真っ先にタワーが浮かびますが、タワーはメンテナンスをしないと錆や緩み、将来的には倒壊の恐れがあります。

なのでここにはコンクリート柱を立てたいな、いわゆる「電柱」というやつです。そう、

マイ電柱を建てたい!!😆

ということで、いろいろと調べ始めました。

そもそも日本はそこら中に電柱が建っていますが、基本的にはB2B、というか電力会社や電話会社向けにお仕事をされている会社がほとんどで、個人宅に電柱を建ててくれる業者を探すのが大変でした。

事実、近所にある「○○電設」といった、以下にも電柱を建ててくれそうな会社さんにメールしたり電話したりしましたが、忙しいのか返信は無いし、というかそもそも電話もつながらないのです😢

数社にあたるうちにだいぶ心が折れてきましたが、Copilot君に「どうしたらいいかな?」と聞いたところ、「地元のコンクリート柱メーカーに直接聞くのがいいのでは?」と教えてくれました。

なるほど、電柱を作っているメーカーならどんどん売りたいでしょうから、個人宅でも建ててくれる業者を紹介してくれるかも、というかしてください、ということでこのあたり一帯に電柱を提供している東北ポール株式会社様に電話をしました。

すると、いろいろと話を聞いてくれ、

・住所は○○で、とっても田舎です。
・庭は広いのでトラックも入れます。
・建築基準法に引っ掛からない最大の高さを建てたいです。
・コンクリート柱を敷地のそれぞれの隅に三本建てたいです。

というリクエストを聞いていただき、あとは営業担当さんが業者を探してくれるとのこと。そして後日、東北フィールド建設株式会社様を紹介してくれて、現地調査に来てくれることになりました。

今どきはそもそも無線用タワーを終活で解体する方の話しか聞かないようなご時世に、新たに電柱を建てようというのはなかなか奇特な部類になるんでしょうけど、社長さんもいいかたで、建てて欲しい位置と、電柱につけるオプション(登っていくための足場や、本来は電線を架線するための腕金など)などについて、とても親身になってお話を聞いてくれました。

そして、建てる場所は問題なし、敷地も広いので建立用建機も問題なく入れそう、ということでお見積りをお願いしました。

一週間ほどして東北フィールド建設から見積もりが来たのですが、建立だけならコミコミxxx万円とのこと。正直

安い!!

と思ってしまいました。一本だけの場合にはxx万円くらい、と聞いたりしていたので、もう少し行くと思っていましたが、三本だからディスカウント!? 😅

というわけで、ついにマイ電柱(電柱じゃなくてコンクリート柱というかアンテナ柱というかですけど)発注です。「発注します!! お願いします!!」と連絡して東北フィールド建設から請求書が届きましたので前金で半額ほどお支払いしました。あとは工事日の調整をして、三週間後から工事とのことでした。

建てるのは家の外で、一通り残置物も方したので特に何もないし(いや実はいろいろとありました)、私が立ち会いに行くと私の車が邪魔になるでしょうから、どんどんやっちゃってください!! と事前に連絡をしておきました。

こちらは防犯カメラで離れた場所から建立工事の様子をニヤニヤしながら見る算段です。

しばらくするとカメラからの通知がいっぱい来たので「なんか来たな」とみてみると、ピッカピカの新品コンクリート柱を運んだトラックとか来ててコンクリート柱を下ろしたり、立てるための穴を開ける建立用建機トラックとかが来てて、穴を掘ってくれてます!!

そして…コンクリート柱を建てる穴を掘ったら、どうやらまたしても残置物ががが!! 😫

残置物撤去物語はFacebookやX(Twitter)でアップしていましたが、ほとんど処分したはずと思っていましたが全部はほじくり返せてなかったんですね。なんにしても「そんなところにも埋まっていたのかよ!!」という感じです。┐(´д`)┌ヤレヤレ

さらには、キュービクルのような物置が建立用建機の侵入にちょっと邪魔、とのことで一時的によっこいしょと移動したりしてて、思っていたよりも大掛かりな作業になりました。

…そして、数日後…

ドドーン!! (奥と手前に一本ずつ)

ズズーン!! (架線電柱より高い!?)

さすがはプロ、東北フィールド建設さんのおかげで、無事に敷地の三つの隅に、まるで諏訪大社の御柱(一本足りないけど)のように、神々しいまでのコンクリート柱が建ちました!! 😆

本当にありがとうございました!!

さて、あとはこれにアンテナを、そうです、EFHWアンテナを張るだけです。貼り方としては、三隅のコンクリート柱を活かして、2 系統のワイヤーを展開します。

ひとつは12mHに水平L字で、20m+20mとした40m長のEFHWアンテナを。そしてもう一つは敷地をたすき掛けにして、水平で一直線の20m長のEFHWアンテナを張りました。

水平L字の40m長のEFHWは、ATUも使って3.5~28MHzまでの全てのバンドに出ることができるようになっています。20m長のEFHWは、7,14,21,28MHzの四バンドに出ることができます。

ここからFT-DX10MとFT-991AMの50w出力で、FT8でピロピロとやっていますが、やってみた感想としては、移動での低い位置でのEFHWの展開や、カーボン釣り竿アンテナと比べてもさすがに飛びます!! ま、なんだかんだ言っても3.5MHzですら1/2λフルサイズですからねぇ。

とはいえ、40m長のEFHWアンテナはローバンド用として、20m長のEFHWアンテナはハイバンド用として使い分けるのがよさそうです。

というのも、40m長のEFHWアンテナは出れるとはいっても、ローバンドはともかく28MHzや24MHzでは、飛び方にも聞こえ方にも偏りが見られ、実際あまり聞こえないなぁと思っても、20m長のEFHWアンテナの方ではハイバンドでもバリバリにいろいろな局が聞こえるし、こちらからも飛んでいくように感じます。

20m長は敷地をたすき掛けになっていて、ガルバリウム鋼板の平屋の上を通過しているので地上高としても実質的には12mHも無いため、飛び的にどうかなと思っていたのですが、ハイバンドならそれなりの高さ(というか屋根との距離)を確保できているために関係ないみたいだし、EFHWアンテナ長としても長すぎず放射パターンも複雑じゃないという事なのかもしれません。

いずれにしても、コンクリート柱(マイ電柱)三本はアマチュア無線家としての、ある意味「行くところまで行った」感があるので、満足しかありませんね🤣

皆さん、タワーもいいけど…

コンクリート柱いかがですか?